『元オフィスを趣味を愉しむプライベートサロンに』2016年

『元オフィスを趣味を愉しむプライベートサロンに』2016年

 

U様が自宅のリノベーションを決断した理由は・・・、25年経ったRC造の家。通りに面する部屋はもともと自営業を営まれていた頃の事務所でした。約40㎡の広いスペースは使われず、家の顔になる通りに面した扉も閉ざされ、シャッターが下りている状態でした。表のタイルも劣化し、ひび割れ等、手直しが必要な時期がきていました。
せっかく手を加えるのなら、主の趣味を楽しめて、友達を招いてホームパーティーができるようなサロンにしたいとリノベーションをご決断されました。

 

  

 「事務所をサロンに」

U様が求めるものは、仕上げや空間に遊び心があるもの。型にはまったものではなく、自由な発想のプランでした。室内は思い切って床・壁・天井全て、コンクリートを見せる仕上げに。ギャラリーのような空間をイメージしました。



  

「お店のようなエントランス」

エントランスは、シャッターの変わりにもなるような頑丈なドアをつけました。アイアンとガラス。格子のデザインと無垢の木を使ったドア材です。床は柔らかい色合いのタイル張りに変更。外壁も劣化していたのと、イメージを変える為にモルタル補修と淡いグレイの塗装で仕上げました。


 

「カウンターで過ごす時間」

室内にどっしり構えるカウンター。キッチンはI型。天板にシンクだけのシンプルなキッチンです。
その前には2mのカウンター。天板は使いやすいようなステンレス。台はオーク材をパッチワークして鋲を打った仕上げに。この場所で過ごす時間は夫婦・友達・仲間との関わりをより豊かにしてくれます。




 

「こだわりの建具」

難しかったのは色のバランス。床・壁・天井全てコンクリートむき出しの為、余り暗くなりすぎないアクセントカラーをネイビーでチョイス。室内の建具は全てオーダー。ステンドガラスタイプ。トイレの小窓付きドア、隣の部屋に音がもれないような防音ドア等、機能とデザインを兼ね備えたドアです。



 

「アンティーク達」

そして全体のイメージをまとめるような存在のアンティーク家具や小物達。無機質なコンクリートの空間に有機的なシルエットのアンティーク家具を加えると、柔らかな空間に仕上がります。

 

 約2ヶ月の期間で完成しました。通りに面する家の顔のような場所をリノベーションしたことで、息を吹き返したように家全体がまた生き生きと呼吸し始めました。

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