「古民家暮らしへの憧れ」
お施主様との出会いは4年前。古民家リノベーションの見学会でした。ご結婚されて数年経つご夫妻は二人で過ごす一軒家での暮らしを想像されている時期でした。何十年もの月日を経た梁、組子の建具、土間のある玄関、それらは二人の理想の家の姿でした。理想を叶える古民家探しが始まりました。
「新築への決意」
1年程かけて理想の古民家を探し見てまわりました。実際に古い家を見た時の印象は理想とは程遠く、傷んだ建物や持ち主の面影などが残る室内を見るとなかなか購入には至りませんでした。お二人が納得できる建物や場所が一致せず、古民家探しは難航。もう少家づくりをゆっくりと考える事に。
お二人と色々お話をする中で、農用地をお持ちである事が分かり、新築の方向で家づくりの舵を切り替える事を決心してくれました。


「古民家らしさを新築に」
外観は古民家探しで出会った平入の納屋をイメージしました。自然風合いの土壁は漆喰風の塗り壁で再現しました。楢材で製作した縦格子の玄関引き戸を開けると4畳の土間が。土間にはピアノを置く予定です。
普段は土間とリビングを一体的に使いたい為、3枚の桧で製作した建具は引き込み戸にしました。
LDKは22畳。2階のロフト12.5畳と吹き抜けでつながる解放的な空間に。
LDK横に3畳の和室を設けたものこだわりです。
東向き吹き抜けの窓からは明るい陽射しが差し込みます。キッチンの背面にある扉を開けるとWICに。
WICは6畳の寝室、洗面、トイレにつながっています。








「奥様希望の家事動線」
家づくりで重要なのは古民家風のデザインを取り入れる事は勿論、共働きのお二人にとって時短で動ける家事動線。
キッチンは四方が動線になっており、キッチンからすぐに繋がる洗面所、洗面からは物干しにすぐ出られ、
洗面とWICと寝室、トイレもすぐに行けるレイアウトをご希望。
コンパクトでまとまった動線の中にもゆとりを感じる空間になるよう配慮しました。



「こだわりのキッチン」
LDKで主役のようにどっしり構えるオーダーメイドのキッチンはブルーのタイル貼りに。
まるで家具のような温かみのあるキッチンはウォルナット材でキッチンの骨格を製作しました。ウォルナット材の脚もデザインも特徴です。
キッチンでお料理する間、2階のロフトで趣味の音楽鑑賞やハンモックで寛ぐご主人様。お二人が各々楽しめ、お互いを感じられるような空間に仕上げました。






敷地面積499.83㎡
建築面積81.98㎡
床面積105.16㎡