『昼と夜のふたつの顔をもつお店の新たな挑戦』
Uni elixirs barは高松でも美味しいカクテルやウィスキーが呑める有名店。そのオーナーの奥様が始めたボリューム満点のサンドイッチ店、妻が作るから、おつまみになるから、名付けられた“つまさんど”。昼にバーの店内でテイクアウトの販売をされています。
バーにグループ客の方も迎えたい、つまさんどのサンドイッチをもっと充実させてキッチンで作りたい、という思いから既存の店舗の奥にある倉庫として使っていたスペースをキッチンのある個室として改装する事になりました。
バーにグループ客の方も迎えたい、つまさんどのサンドイッチをもっと充実させてキッチンで作りたい、という思いから既存の店舗の奥にある倉庫として使っていたスペースをキッチンのある個室として改装する事になりました。
『昭和な建物を再生』
小スペースに厨房スペースと客席、最大で7~8人で愉しめる空間。お客様がお家に来たようなほっとできる空間がオーナー様のご要望でした。元々店舗が入る建物は木造の昭和感溢れる建物。梁や天井板が味があり、そのまま生かした空間にする事にしました。渋い色合い、重厚感、ブリックレンガ等レトロなものを取り入れながら設計しました。
個性的でプリミティブな雰囲気もある土壁は、解体で現れた古い土壁をそのまま残したものです。当時の職人が残したクシ目が空間のアクセントになっています。土壁の陰影をより美しく見せる為に間接照明も設置。間接照明のボックスはブリキを使って製作しました。
既存の店舗と個室をつなぐドアは奥にどんな空間があるのだろう?と、来店されるお客様がドアを開く高揚感を感じられるような特別なものにしたいという思いがありました。そして天然杢の一枚板を建具として使うことに。菱形のガラス部分から個室の灯りがもれてより立体的な表情になります。
夜は訪れた方だけが味わえる特別な空間、美味しいお酒と癒しの場所。昼は美味しいサンドイッチづくりの厨房に変わり、街中のお腹を満たしてくれます。二つの業態が融合した一つのお店には訪れるお客様が絶えないお店に、そしてこれからも発展されていくお二人だと思います。